[前作との違いは何か?]HadesⅡ(ハデス2)をプレイした感想・評価・レビュー[アーリーアクセス版]

こんにちはJUNと申します。

気分転換に新しいゲームをやろうとsteamのストアを巡回していたら一つのゲームに目が留まりました。それが

HadesⅡです。

前作にあたる「Hades」をプレイしたことがありそれなりに楽しめたので期待を込めて購入してみました。記事執筆時点で遊ぶことができるのは、アーリーアクセス版であり開発途中段階のバージョンとなっています。

実際に数時間遊んでみたので、前作プレイヤーの視点で感想を書いていきたいと思います。また、Hadesとはどのようなゲームなのかについても併せてご紹介するので、ご購入の参考になればと思います。

Hadesってどんなゲーム?

ゲームジャンルでいえば「ローグライク・アクション」です。

ローグライクとはランダム生成されるダンジョンを攻略していき、ゲームオーバーになると最初からになるゲームのことを指します。「ダンジョン攻略→ゲームオーバー→拠点に戻る」を繰り返しながらゲームは進みます。

このゲームはギリシャ神話が舞台となっており、その神々の力を授かりながらキャラクターを強化していきダンジョンを攻略していきます。

ダンジョン内で「ゼウス」や「アポロン」などの神々から「功徳」を賜りキャラクターを強化しながら攻略を進めていきます。またこれらの神々は結構おしゃべりです。大量にフレーバーテキストが収録されていることもHadesの特徴だと思います。文章は日本語に対応していますが、音声は英語のみです。

ダンジョン攻略の中で得た「素材」や「強化アイテム」を持ち帰ることで、キャラクターを永続的に強化できるのがローグライクの定番ですがHadesでもその要素があります。

キャラクターを強化することで倒せなかった敵も倒せるようになったりするので、再挑戦することで前回よりも深くダンジョンに潜ることができるようになります。

ゲームオーバーになると訪れる拠点で、次のダンジョン攻略に向けてキャラの強化などの準備をすることができます。

「魔札」を開放し装備することでキャラクターを強化することができます。様々な効果の魔札があるのでいろいろ試してみたいですね。

また拠点ではダンジョンに入る前に安全にアクションを試せる場所があります。

リプレイ性の高さがHadesの魅力である

私が思うHadesの魅力は「リプレイ性が高いこと」です。

ランダムダンジョンに加え、キャラクターを強化する神々の力「功徳」もランダムなので、毎回新鮮に遊ぶことができます。

ただ乱暴にランダムなのではなく、「ランダムの中にプレイヤーの選択権をゆだねているところ」がこのゲームの特徴だと思います。

どういうことかというと、たとえば「功徳」では、ランダムに3つの候補が現れ、その中からプレイヤーは好きなものを選択できるといった感じです。

例えば「ヘスティア」の功徳「猛火の一撃」を取得すると、通常攻撃が強化されるといった具合です。

↑通常攻撃に火のエフェクトが追加された。

また、次の部屋の報酬が見えるようになっており、プレイヤーは欲しい報酬がある部屋を選ぶことができます。

「デュオ」と呼ばれる二柱の神による功徳も存在しています。上の画像にあるものは火の神「ヘスティア」と美の女神「アフロディテ」による功徳です。デュオ功徳は貴重で強力なので候補に出てきたらぜひ取りたいですね!

前作と比べてどのようにパワーアップしたのか

HadesがHadesⅡになりどう変わったのでしょうか?

操作するキャラクターが変わり前作の「ザクレウス」から「メリノエ」になりました。スタートメニューにいるこの子です。

メリノエは「魔法使い」という設定なので、前作のザクレウスが「戦士」ならば、「戦士から魔法使いになった」といった感じでしょうか。

といっても操作感はいい意味で変わらず、前作のアクションの特徴である迫りくる敵をズバズバ倒す「スピード感」は踏襲しています。

そのスピード感にプラスして、HadesⅡでは新アクション「魔陣」と「Ω技」が追加され「戦略性」が追加されました。

魔陣の中にいる敵は、移動速度が低下し足止めすることができます。足止めした敵に対して、遠距離攻撃したり、魔陣で敵を足止めしているうちに、範囲外の敵をかたづけるなど、魔陣は多様な使い方ができ戦略に幅をもたらす要素となっていると感じました。

さらにこの魔陣は「功徳」で強化することができ、範囲内の敵にダメージを与えたり、状態異常を与えたりといったこともできるようになります。

Ω技とは、通常攻撃、特殊攻撃、魔陣に対応するボタンを長押しすることで出せるため技になります。Ω技を出すには今作で追加された「マナ」を消費します。Ω技は攻撃の威力だけでなく範囲も広くなるので有効に使うことで戦闘を有利に進めることができます。

また装備する武器も一新されメリノエ仕様となっています。

初期武器が「杖」であったりするところが、魔法使いのメリノエっぽくて味がありますね。ですが使ってみると、通常攻撃が前作の「槍」に操作感が似ており、近接戦でもゴリゴリやれちゃいます。

特殊攻撃で遠くの敵も狙えるので、近距離と遠距離どちらも対応できる使いやすい武器に仕上がっています。

杖のほかにも特徴的な武器がそろっています。プレイしていて「前作のアクションの良かったところをいいとこどりしてるな」と感じる場面が多々ありました。

HadesⅡのおもしろさとは

あらためましてHadesⅡの面白さとは何でしょうか。

  • リプレイ性の高いゲーム性
  • ギリシャ神話の世界観
  • 魔陣やΩ技、新武器によるアクション

大まかにこれらがHadesⅡの面白さであり、前作のいいところを生かし進化していると感じました。

おわりに

HadesⅡが気になった方はぜひ遊んでみてください。前作の正当進化版だといえると思います。まだ開発途中のゲームなので、今後どのようなアップデートがされていくのかも楽しみですね。

ゲームを未完成で発売し、ユーザーの声を聞きながら開発していくのが今のゲーム開発のトレンドなのでしょうか。「プロセスエコノミー」という言葉がありますが、開発過程を見せ、それを売ることが技術の進歩で簡単にできる時代になったんだと思います。

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