FF7リメイクの感想・評価・レビュー プレイして感じた国産RPGの課題

こんにちはJUNです。

今、巷で話題になっている「FF7リバース」が気になったので、前作の「FF7リメイク」を遊んでみました。P`S+で無料で遊べるからお試しでプレイしてみて、面白かったらFF7リバースを買ってみよう!そんな気軽な気持ちでFF7リメイクをプレイしてみました。

今回は「FF7リメイクの感想・評価・レビュー」について書いていきます。よろしくお願いします。

結論としては、FFリメイクは素晴らしいゲームでしたが私には合わなかったので、FF7リバースの購入は見送ろうかなと思っています。なぜ合わなかったのか、どういうところに不満を感じたのかを分析していきます。

抽象度を上げると、これは「FF7リメイク」というよりも、国産RPGが今後抱える課題なのではないかとも思えてきました。

FF7リメイクはゲーム性を犠牲に「ストーリー」と「映像美」「BGM」に極振りした作品である

私はプレイしていて「FF7リメイク」は「ゲーム」ではなく「映像作品」だと思いました。

なぜなら、ゲーム性をできるだけ単純化させ、「ストーリー」と「映像美」「BGM」」に極振りした作品であると感じたからです。

でもこれはFFであるならば仕方がないことなのかもしれません。

FF7リメイクの残念なところ「ゲーム性」の低さ

私はFF7リメイクはゲーム性が低いRPGだと思いましたその理由を書いていきます。

ゲーム性を犠牲にしていると思った要因① 「自由度」

まずは「自由度」の低さです。国産RPGではおなじみの「一本道」のストーリーが展開されていきます。一本道なので後半になると「やらされている感」を感じてしまい途中でプレイを断念してしまいました。

ストーリーが会話の選択肢やプレイによって変化するといったこともなく、ただ単に決められた道の上をなぞっていくだけというのは退屈に思いました。

少しばかりは「サブクエスト」も用意されていますが、世界観の補完に過ぎず、自由度を高める要素とはいいがたいように思います。

ゲーム性を犠牲にしていると思った要因② 「育成」

育成要素についてですが、シンプルながらもわかりずらい仕様となっていました。

「スキルポイントを消費して能力を取得する」というのはどのゲームにも共通したおなじみの要素ですが、FF7リメイクのスキル振りは面白くなかったです。

それはスキル振りの自由度や選択肢があまりにも低いからです。「マテリア穴拡張」や「物理攻撃力UP」といったものをなんとなくで取得して終わりです。

また武器ごとにも個別でスキルポイントを振ることが可能であることが特徴です。物理攻撃に特化させたり、魔法に特化させたりといったことが武器を持ち替えることで切り替えることができるのですが、これができるならそもそもスキル割り振りのシステムにする必要がないのではないかと思ってしまいました。

またバトルで使用する技「アビリティ」を取得する方法にも、疑問を感じました。武器を装備してその武器に秘められているアビリティを使いこみ「熟練度」を100%にすることで習得し、ほかの武器を装備したときでもそのアビリティが使えるようになるという仕様です。武器の入手を見逃してしまうとアビリティの入手も逃してしまうという仕様はどうなのかと思いました。

ゲーム性を犠牲にしていると思った要因③ 「戦闘」

自由度の低さと相まって「戦闘」もやらされている感が出てしまい、面白いとは言えませんでした。一本道の途中で出現した敵を倒し先に進むという構造はよくありますが、FF7リメイクの敵は邪魔な存在という域をでません。

ほかのゲームならば、敵を倒すことにメリットを感じることがよくあります。ですがFF7リメイクでは敵を倒すことのメリットを感じにくくバトルがただ面倒なものになってしまっているのです。

「武器を強化する」という要素を削っているのでもちろん素材はドロップしません、ドロップするのはお金(ギル)やポーションです。そのお金の使い道もポーションを買うくらいしかありません。

FF7リメイクの戦闘はゲームとして成立させるためだけにある要素と感じざるを得ませんでした。

FF7の素晴らしいところ 世界観の作りこみ

悪い面だけでなくもちろん良い面もたくさんありました。良い面は「世界観の作りこみがすごい」ということです。

FF7リメイクの素晴らしいポイント① 「ストーリー」

ミッドガルを舞台に主人公のクラウドと仲間たちが織り成すストーリーを体験することができます。ストーリーを進めていくと操作できるキャラクターが切り替わったり、仲間が増えたり減ったりするのが新鮮でよかったです。レベルに関しても離脱していたから低いといったこともなくいい具合で調整されてプレイできるので違和感がありませんでした。

FF7のストーリーは多くは言いませんが社会風刺的な側面があり、想像力が掻き立てられるところもありました。

FF7リメイクの素晴らしいポイント② 「映像美」

映像やマップの作りこみがすごいなと思いました。映像では登場人物の表情もわかるほど精緻に作りこまれており、相当な制作努力がうかがえます。

マップの作りこみも凄みを感じました。町の人々の息遣いを感じるほど生々しく、そしていたるところに感じる「スチームパンク」の雰囲気をビシビシと感じました。

FF7リメイクの素晴らしいポイント③ 「BGM」

BGMがかなり良くストーリーやバトルを引き立てる要素の一つになっていました。

サントラを買ってもいいなと思わせるほどBGMはめちゃくちゃいいです。

おわりに FF7リバースの購入は見送ります

FF7リメイクは素晴らしいゲームでしたが、私には合わなかったので、FF7リバースの購入は見送ろうと思います。FF7リメイクにマイナスのイメージを持ってしまったので無理やりしょうがなくプレイしても楽しめないと思ったからです。

FF7リバースは「FF7」が好きな人が買えばいいと思います。とても他の人に薦めたいとは思えません。流れてくる広告で興味を持った人はとりあえず前作のFF7リメイクを遊んでみてください。

スクエニのRPGはいつか出るであろう「ドラクエ12」に期待しておきます。

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